(S41卒業生作成)FS唱歌
(S41年卒業生作成の)城南高等学校卒業40周年記念誌「我ら団塊一年生」
に添付のCDに収められたS41卒業有志の皆さんによるファイアーストーム唱歌合唱です。
Ⅳ <CD収録曲目解説>
1.城南高校校歌
城南高校製作のCD(井上千恵子先生指揮、城南高校吹奏楽団演奏)を拝借。CDとはいえ40年の時を超えて、後輩たちの演奏に乗って、気持ちよく歌うことが出来た。
こんなに元気よく校歌を歌えるのも、母校に対する誇りがあればこそである。
2..城南男前節
元歌不明。昭和30年の第5回目のファイアーストームの年に作られた。
冒頭の「流星落ちて・・・」に始まる吟唱が導入されたのも同時期であることからの伝統であろう。
この旋律は、おそらく何かの俗謡からとられたものと思われる。
3.城南健児の雄叫び
元歌は第5高等学校(現熊本大学)の「武夫原頭に」。歌詞の一部が城南高校用に改変せられているが、多くの部分で原詩の美しさを受け継いでおり、その勇壮なメロディーは人気があった。
4.学生愛歌
リパブリック賛歌の替え歌は、数多くあるが、この歌は「学科嫌い」というタイトルで旧制高等学校でもかなり広まっていたという。ここに収録されている歌は、昭和39年当時歌われていたものであり、作詞者などは不明であるが、ユーモアたっぷりの歌詞が人気を呼んでいた。
5.鳴呼玉杯に花受けて
明治35年に作曲されたこの歌は、第一高等学校(現東京大学)12回記念祭の歌であり、寮歌の中でも最もよく知られている曲である。
6.紅萌ゆる
第三高等学校(現京都大学)の逍遙の歌とされる。逍遙の歌とは、散歩などのときに口ずさみながら歩くような歌であるので、ゆったりと歌うと趣のあるに歌になるのであろう。女声の加わった寮歌は珍しいのでは?
7.北辰斜め
第七高等学校造仕官(現鹿児島大学)の寮歌,北辰とは北極星のことである。
巻頭言の「流星落ちて」に始まるこの歌は、その巻頭言のかっこよさから、全国の寮歌ファンから圧倒的な支持を得ている、我が城南高校もその巻頭言を拝借している。
高校一年生の時、太鼓とこの巻頭言の迫力に、大人の世界を見たような気がした。
8.都ぞ弥生
北海道帝国大学(現北海道大学)、たいていの寮歌が七五調の韻を踏んでいるのに対しこの歌は、八七調に乗った自然を歌った長調の明るい歌で、数ある寮歌の中でも異彩を放っており、力強い男声の無伴奏で歌われると大変すがすがしい気分になる。
9.人を恋ふる歌
与謝野野鉄幹作詞、現代の世情では受け入れられ難い歌詞ではあろうが、時代を超えて歌いたい歌でもある。
城南健児の雄叫び〈CD製作メモ〉 (以下 敬称略)
構成、編集:川竹道夫 録音、太鼓:原円義生 吟唱:小柴 康
録音日 :2006年6月25日 録音場所 :歌の国(原田邸)
城南高校昭和41年卒業生有志による寮歌含唱団
生田健一、 大久保健治、 加藤真志、 川竹道夫、 北島 久、 木田史子、 高須賀勝、
田中幸穂、 綱野順一、 仁木由子、 野村克己、 林 法生、 原田義生、 村澤雅雄、
村田 豊、 森 秀雄、 大和正幸、 湯浅芳明、 吉崎住夫、 吉本治代、 渡辺妙子